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想い切りトーク Vol.027 前編

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提案型の人事パーソンが
ますます求められる時代に

取材日: 2019/05/27

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  • みらいワークス株式会社 代表取締役社長
    岡本 祥治
  • インタビュアー北澤 孝太郎

みらいワークスは、「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」という企業理念のもと、プロフェッショナル人材に特化したマッチングサービスおよび転職支援事業を展開。2017年12月には東証マザーズに上場を果たし、主力事業であるフリーランスのマッチングサービス「FreeConsultant.jp」に登録するプロフェッショナルは、8,700人を突破した(2019年3月31日)。時代のニーズにこたえる新しい働き方を提案する同社の代表取締役社長岡本祥治氏にお話をうかがった。

PROFILE外資系コンサルティングファームを経て転職、起業へ

岡本 祥治

北澤
どのような経緯でビジネスマッチングや転職支援という事業を立ち上げられたのですか?
岡本
私は大学卒業後、外資系コンサルティング会社のアクセンチュアに入社しました。そこで、5年ほど仕事をしてITも戦略も一通り経験しました。その後、ベンチャー企業に転職をしましたが、正直、自分が何をやりたいのかわからなかったのです。
30歳を前にして、このままでいいのかと、自分に向き合うようになりました。そのなかで、自分は日本人としてのアイデンティティをすごく強く持っているということに気づき、日本のことをもっと知るべきだと思ったのです。それで、47都道府県を全部行ってみようということで、旅に出て、日本の良さを改めて知ると同時に問題点もはっきりと見えてきて、「日本を元気にする仕事がしたい」と思うようになったのです。
そこでまず、「日本を元気にする」ということができる会社に転職を考えましたが、見つかりませんでした。ならば、自分が起業するしかないと決意し、会社員のまま副業のような形で会社をつくりました。
北澤
当時勤めていた会社で、副業は認められていたのですか?
岡本
上司に話をしたうえで、サラリーマンとしての仕事をまっとうしながら、起業準備をしました。2007年に会社をつくり、2008年に会社を辞めました。とはいえ、会社の事業を明確には決めておらず、自分の経験とスキルを生かしてフリーコンサルタントとして活動をはじめました。その3ヵ月後にリーマンショックが起きまして、「起業ってこんなに大変なのか」という苦労も味わいました。一方で、日本を代表する企業が経営破たんするといった時代で、「大企業が雇用を守ってくれる時代は終わった」ということも実感しました。このような時代背景の中で、実力がある人ほど個人で戦いを挑んでくる時代がきたと思いました。
北澤
起業家やフリーランスの方が増えはじめていたということですね。
岡本
はい。そんな中で、私は徐々にコンサルティングの仕事がとれるようになっていったのですが、1人会社ですから、自分でできることに限界があります。それで、自分の仕事を周りの人にパスすることが増えてきました。それをやっているうちに感情の変化が起きたのです。
コンサルタントというのはお客様にサービスを提供して、お客様からお金をもらって、お客様から感謝される仕事です。クライアントファーストという言葉もありますが、お客様第一ということを、新卒の頃に叩き込まれました。
しかし、周りの人に仕事を提供するということをはじめると、自分がプロフェッショナルとしてコンサルティングのサービスを提供するよりも、誰かにチャンスを提供するということにより喜びを感じることがわかったのです。しかも、これはビジネスとして成立すると思いました。
北澤
それが、現在のビジネスにつながっていくわけですね。
岡本
はい。本格的に今のビジネスモデルをはじめるにあたって、仕事を提供するフリーランスの方々に「なぜ起業したのですか?」「これからどういう仕事をしていきたいですか?」ということをうかがいました。その答えから、起業する方々のテーマというのは、大きく3つに集約されると感じました。
1つ目が「地方創生」。2つ目は「中小ベンチャー企業の支援と活性化」。3つ目が「海外進出支援」です。この3つのテーマは、どれをとっても「日本を元気にする仕事」なんですね。つまり、自分と同じように日本を元気にしたくて、起業、独立する人が世の中にこんなにいるのなら、その志を形にし、活躍できる場をつくるべきだと思いました。
日本は資源がない国と言われていますが、人材こそもっとも大切にするべき資産です。日本が唯一持っている人材という財産をもっと活性化するような社会インフラをつくれば、結果として日本は元気になるだろうと。そういう思いでみらいワークスを立ち上げたわけです。

MISSION優秀な人材に魅力的な仕事を提供する

岡本 祥治

北澤
御社のビジネスモデルを詳しく教えてください。
岡本
我々が業務委託として企業から仕事を請けて、個人へ再発注することになります。必ず我々が間に入り、企業が求めているスキルだけではなくカルチャーもフィットするかと、本人のやりたい事を考慮し、マッチングを行ないます。
北澤
独自のビジネスモデルですね。
岡本
コンプライアンスの観点からこのスキームになりました。我々がクライアントと人材の間に入ることによって、信頼関係を前提とした仕事ができます。日本ならではかもしれませんが、企業がいきなりフリーランスを使うというのはハードルが高いのです。特に大企業ならなおさらです。企業は、我々が間に入ることで、フリーランスに仕事をお願いしやすくなります。逆に、フリーランスも企業から仕事を請けやすくなります。
北澤
日本の場合は、フリーランスの活躍という点では、まだ壁があるというわけですね。
岡本
我々が、上場会社としてフリーランスと企業のマッチングサービスをやる意義はそこにあると思います。今、フリーランス文化が日本に広がりはじめていますが、その文化を根付かせるという意味でも、我々が行なっているビジネスは価値があると思っています。
我々は、お客様と関係をしっかり構築しています。フリーランス側も安心して働ける仕事を用意できていると思います。
北澤
御社としてはフリーランスの人材にどういう見られ方をしているのでしょうか。
岡本
当社では「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」という企業理念と、「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」というビジョンを掲げています。世の中の人材会社はクライアント側を向いてしまっていることが多いですが、我々は人材側を向いている会社ですので、独自のポジションを築いていると思います。
北澤
そうですね、多くの人材会社はクライアントを向いていますね。
岡本
当社は、お金は法人のお客様からいただきますが、人材側を見るということを、理念でも明確に示しています。お客様に対しても「うちは人材側を向いている会社です」と、明言しています。たとえば、人を採用しようと思ったときに、良い人材が欲しいのなら魅力的な会社にならないといけません。「魅力的な仕事を用意しておかなければ、優秀な人は採用できませんよ。うちも人材を連れてくるのは難しいですよ」ということをはっきり言っています。
これからは人材が足りなくなる時代です。パワーバランスがどちらになるかというと、人材側のほうが強くなりはじめています。企業側は、優秀な人を集められる、いい人材がきてくれるように変わらなくてはいけないと思います。それに気づいていない会社があれば、我々はその考え方を伝道し、人材側を向いた会社であるということにこだわり続けたいと思います。

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