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若手社会人の意識/実態調査

【調査結果】若手社会人の意識調査 4割がフルタイムで在宅ワークへ
会社・上司へは「コミュニケーションの改善」求む テキストマイニングによる分析結果

~新型コロナ環境下における働き方の変化~

2020.4.28

レジェンダ・コーポレーション株式会社

人事BPR・BPO(採用人事・労務・システム)のレジェンダ・コーポレーション株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:藤波 達雄、以下 レジェンダ)は、4月7日に緊急事態宣言が発令され、国内での在宅ワーク導入が進む中、若手社会人(20代~30代前半、以下社会人)に、在宅ワークで働く環境について緊急アンケートを実施しました。5,795名に調査を依頼し、1,058名から回答を得ました。(調査期間2020年4月20日~23日)

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調査サマリー

現在の働く環境について尋ねると、43.4%の社会人がフルタイムで在宅勤務をしていると回答しました。一部日程で在宅勤務をしている25.5%と合わせると全体で68.9%が在宅ワークを行っています。エリア別にみると、緊急事態宣言が早く出ていた7都道府県のフルタイムの在宅勤務は51.1%、7都道府県以外では23.8%となり、倍以上の差が開く結果となりました。

在宅ワークをする中で困っていることを尋ねると「コミュニケーション不足」がトップにあがり、会社や上司へは「コミュニケーションのとりかた」「インフラ整備」の改善要望が多くあがりました。また、簡単なリフレッシュに定期的な体操や音楽をとりいれる人や、本格的にマインドフルネスをする人など個々に工夫していることがわかりました。

1. 4割の若手社会人がフルタイムで在宅ワークへ移行

現在の働く環境について尋ねると、43.4%の社会人がフルタイムで在宅勤務をしていると回答しました。一部日程で在宅勤務をしている25.5%と合わせると全体で68.9%が在宅ワークを行っています。エリア別にみると、緊急事態宣言が早く出ていた7都道府県のフルタイムの在宅勤務は51.1%、7都道府県以外では23.8%となり、倍以上の差が開く結果となりました。

質問:現在の働く環境について教えてください。

2. 在宅ワークで働く中で困っているのは「コミュニケーション不足」がトップ。  次いで「ネット環境が悪い」

在宅ワークで働いている(「フルタイムで在宅勤務している」「一部の日程で在宅勤務している」)と答えた729名に、在宅ワークで働く中で困っていることを尋ねると「コミュニケーション不足」42.8%がトップとなり、次いで「ネット環境が職場に比べて劣る」37.9%、「時間管理・自己管理が難しい」36.8%が回答にあがりました。

回答の詳細を尋ねると「ニュアンスが正確に伝わらない」「雑談がない」「テレワーク社員が増え、WEBにアクセスできない」などがあがり、コミュニケーションのとりかたや、インフラ整備もままならぬまま在宅ワークに突入した中での苦労が浮かび上がりました。

質問:在宅ワークをやってみて、現在困っていることはありますか?(回答数:在宅ワークをしている729名)

質問:現在困っていることの詳細について教えてください(509件のコメントのうち一部を抜粋)

  • <コミュニケーション不足>
    • ちょっとした相談・確認をしたいときにzoomで呼び出すほどではないので、結果的に長めのメールを送ることになるのが手間。そしてニュアンスが正確に伝わらない。(教育・関東・30代)
    • 雑談する時間がなくなったから(通信業・関東・20代)
    • 中途入社で入ったばかりなので、不安なことが多い。先輩の姿を見て学ぶ、ということができない。(放送・出版・マスコミ・関東・20代)
  • <ネット環境が職場に比べて劣る>
    • 自分のポケットWi-Fiに通信制限がかかってしまって不自由している。(放送・出版・マスコミ・関東・20代)
    • テレワーク社員が一気に増えたことで社内ネットワークが逼迫し、円滑にwebにアクセスできない。(製造業・関東30代)
  • <時間管理自己管理が難しい>
    • 他者の目やコミュニケーションから隔離されているため、モチベーション維持が難しい。(製造業・九州・20代)
    • 生活にメリハリがなくずっとオンラインであるために仕事に区切りをつけにくい。(通信業・関東・30代)

3. 会社や上司に期待することは「コミュニケーションの改善」「成果主義への移行」など  ※在宅ワークで働く729名に質問

在宅ワークにおいて「会社や上司に期待すること」ついて尋ねると、416件のコメントが寄せられ、改善の要望が多いことが伺えました。コミュニケーションの改善については、コミュニケーションを増やすことのほかにも、明確な指示を求めるなど、業務マネジメントの方法にも言及するものが寄せられました。

  • 質問:在宅勤務において「会社や上司に期待する」改善事項があれば自由にお書きください。(416件のコメントのうち一部抜粋)
    • コミュニケーションを取る機会を意識的に作ってほしい。(システム情報処理・関東・30代)
    • 明確な指示とフォローアップが必要だと感じた。その点にメンバー全員が気をつけていればその問題も解決できると思うが。(製造業・東北・30代)
    • コミュニケーションがなくてもある程度一人で業務を進められるように個人の業務分担を明確に定めてほしい(官公庁・地方自治体・関東・20代)
    • 捺印書類のために出社しなくてはいけない事態をどうにかしてほしい。何事もペーパーレスでできるようにしたい。(建設・不動産業・関東・30代)
    • 在宅勤務中、光熱費が余分に掛かるため、手当を支給して欲しい(サービス業・関東・30代)
    • 今後も在宅ワークは推奨してほしい。転職するにもそこに重点を置きたい。(卸売業・関東・30代)
    • 時間管理ではなく成果管理にして欲しい。時間でしか部下を管理できないのは時代遅れであると感じる。(運輸業・関東・20代)

4. 「音楽」「体操」など様々に工夫して、在宅ワークに順応  ※在宅ワークで働く729名に質問

在宅ワークで働く中で仕事に集中するために行っている工夫を尋ねると「体操」「音楽」など手軽に取り入れられるものから、マインドフルネス講座への参加など、在宅ワークの苦労の中にも試行錯誤をかさね、状況に向き合っていることが伝わってきました。

  • 質問:仕事に集中するために行っている工夫を教えてください。(702件のコメントのうち一部抜粋)
    • 通勤の代わりにランニングをする
    • Zoomで繋ぎながら全社員でラジオ体操
    • 普段と同じ服装に着替える
    • 集中力が上がる音楽、というのをyoutubeでずっとかけている
    • 昼休憩で15分程度の昼寝をすることで、想像以上にスッキリした状態で午後の仕事を再開できる
    • 良い椅子と複数ディスプレイを買って快適な環境を整えた
    • スタンディングデスクを買った。眠気もないし、集中力がアップする
    • 子どもがぐずったら一緒に遊ぶこと。子どもが満足すればまた仕事に向かえる
    • デイリープランの設定。夫婦で高め合う
    • 積極的に有給休暇を取得する
    • 仕事中は社員証を首から下げて仕事モードに入るようにしている
    • 自家用車内で仕事をする
    • オンラインでヨガやマインドフルネス講座に参加してストレスを軽減させる

レジェンダ・コーポレーションの見解

本調査からは緊急事態宣言の発令後、働く環境の整備もままならぬまま在宅ワークでの勤務を余儀なくされ、試行錯誤しながら在宅ワークで働く社会人の姿が浮き彫りとなりました。在宅ワークにおいて、会社・上司に期待することに、ネット環境の改善や光熱費の手当てなど基本的なインフラ整備を望む声があがる中、「コミュニケーションを定期的にとってほしい」「明確な業務指示を出してほしい」など、コミュニケーションの改善を求む声も多く寄せられました。今後、在宅ワークが長期化すれば、企業の人事部は、コミュニケーションマネジメント・業務マネジメントの改善を行うことで、社員のニーズに応えていく必要があると考えます。

前代未聞の事態に企業がどう対応するのかについて、社会人は働き手としてシビアに見ています。当社調査チームでは、今後も、働き方の意識調査を行い、企業人事への提言をまとめてまいります。

アンケート概要

アンケート期間 2020年4月20日~23日
アンケート方法 インターネット上でのアンケート画面による回答
アンケート対象数 5,795名(20代~30代前半の若手社会人)
回答数 1,058名(在宅ワーク中729名)

本サービス及び、
本リリースに関するお問合せ

レジェンダ・コーポレーション株式会社
担当:マーケティング部 中津川(なかつがわ)、
HRイノベーション研究所 福島(ふくしま)

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