4. 就活中、企業を最も理解できた場面

就活中、企業を最も理解できた場面

6月に入り、多くの企業は内々定出しのピークを終え、内々定者フォローに力を入れるフェーズへ移ってきていると思います。また、採用担当者の方は内々定フォローを考えながら、2013新卒の活動を振り返ることも多くなってきたのではないでしょうか。

5月調査では今までの就活を振り返るため、企業のことを最も理解できた場面と理解できた内容について学生に意見を聞きました。理解できた場面とその内容について意見の多かったものをコメント抜粋表にまとめましたので、ご紹介します。

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就活中最も理解が深まった場面 424件

企業のことを最も理解できた場面(有効回答数:424名)

企業理解の促進は、対面の場が有効。

今回の調査は、企業のことを最も理解できた場面を自由記述で回答してもらい、当社の方で選考フェーズごとに分類し上記表を作成しました。結果を見ると、『説明会』31.1%、『面接』19.8%、『インターンシップ』15.1%、『OBOG訪問』14.4%となり、対面理解の場が圧倒的に多く、非対面の場となる『ホームページ』と回答したのは僅か1.2%となりました。

学生は、企業の発信する情報をホームページや様々なメディアでキャッチし、対面の場ではその情報の内容を確認するほか、働くイメージをより具体的なものにしていることが伺えます。

具体的に理解した内容についてはコメント抜粋表をご覧ください。

コメント抜粋表

場面 理解した内容 属性
会社説明会 企業の風土や雰囲気がわかり、自分との相性を考えるうえで有意義だった 東京大学大学院/理系/女性
文面からでは知ることのできないその会社の考え方、雰囲気などを感じることができた。 順天堂大学/文系/男性
仕事内容、雰囲気、1日の流れ、ライフワークバランスの実情、辛い業務など 東京農工大学大学院/理系/女性
面接 面接の場で社員の方と議論できることは、入社してからも年次に関係なく意見を言える会社なのだと理解することにしていました。 明治大学/文系/男性
だんだん相手の役職が上がっていくにつれて、HPなどではわからない会社の方針や内情がわかった。 中央大学/文系/女性
インターン
シップ
半日営業同行だったので、実際の仕事内容を理解できた。 筑波大学/文系/女性
仕事内容、ホウレンソウの大切さ、仕事の規模、責任感、達成感、やりがい、仕事の楽しさ、仕事の辛さ 名古屋大学大学院/理系/男性
仕事内容のみならず会社の内部まで入って職場環境を見せてもらえるのはインターンシップだけ!各部門ごとの職場環境を理解できたことがよかったです。 同志社大学/文系/女性
OBOG訪問 会社の裏、社員の人柄 東京大学/理系/男性
具体的な仕事内容、年収の推移、残業量、転勤の頻度など。 同志社大学/文系/男性
HPや就職サイトの企業ページには書かれていない、その会社の細かい業務内容などを、取引先の側のOBの方からお話を聞く事ができたこと。 首都大学東京/文系/女性
座談会/
交流会
入社後の具体的な業務や数年後のキャリアプラン、女性の働きやすさや休暇について 慶應義塾大学大学院/理系/女性
人事の方がいなかったので、リラックスして何でも聞けた。実際の職務内容やプライベートの過ごし方、社員さんの雰囲気、その会社の弱み等、説明会では聞けないことが知れた。 お茶の水女子大学大学院/文系/女性
会社訪問/
見学会
職場のありのままの雰囲気をみることができたのが大変良かった。 慶應義塾大学/理系/女性
研究所の雰囲気や、実際に働く研究員の方々の雰囲気が分かった。丁寧に説明してくださり、良い人が多かった。研究所内も綺麗で働きたいと思った。 筑波大学大学院/理系/女性
リクルーター 社員個人の働き方について詳しく理解できた 東京大学/文系/男性
ホームページ 経営計画、商品 一橋大学大学院/文系/男性
人事面談 面接に臨む心構え 広島大学/文系/女性
会社の人材に対する考え方 千葉大学大学院/理系/男性
内定関連 内定者層、会社の将来の方向 鳥取大学大学院/理系/女性
その他 (自分の足を使った調査)
インターネットや本ではなくコンビニやスーパーに足を運ぶなどで、その企業の新たな魅力を発見した
奈良先端科学技術大学院大学/理系/女性
(企業主催の大学院開催授業)
企業での研究がどのような方法で進行しているか,どのような思考で研究を行うか
東京大学大学院/理系/男性
(雑誌記事)
社長の考え方
横浜市立大学/文系/女性

事業内容、社風、全てを伝える『会社説明会』『面接』は
理解を深めていく場として

『会社説明会』は、多くの学生にとって就活の中で企業と直接対面する初めての場面です。企業の担当者の方も一度に多数の学生を対象に、情報を公開する場ですから、事業内容や社員の雰囲気など、バランスよく情報を載せようと企画、運営していると思います。 学生は、「仕事内容、雰囲気」を理解できたとコメントしており、他の情報収集や選考フェーズと比較しても、総合的に情報を入手できるのが『会社説明会』であることがわかります。

次に挙げられたのが『面接』です。「相手の役職が上がっていくにつれ、内情がわかった」というコメントにあるように、面接が進むにつれ、様々な視点で企業の理解を深めていった様子がわかります。

続く『インターンシップ』『OBOG訪問』では、「実際の仕事内容」や「会社の裏」を知ることができたというコメントが挙げられ、よりリアルな情報を得ていたことが伺えます。また、『インターンシップ』は採用活動の早期段階で企業の理解促進に有効であることが確認できます。

2013新卒は広報開始時期が2カ月遅れ、例年と比較して学生の企業理解が浅いと感じた採用担当者の方もいらっしゃると思います。次年度に向けて、自社の情報出し、特に対面の場で伝える情報内容が学生の企業理解に結び付いているのか、あらためて見直してみてはいかがでしょうか。

調査概要

調査対象 2013年度新卒就職活動を行う大学生または大学院生の方
有効回答数 705名(当コラムに使用した設問は有効回答数424名)
調査方法 インターネットによる調査
調査期間 2012年5月25日(金)~30日(水)

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