2. 面接で動機が高まったこと、低くなったこと

動機が高まった面接 基本は面接官の「人柄」/学生を
理解しようとする姿勢が好感を呼ぶ

4月は多くの企業にとって面接のピークシーズンとなります。そこで、面接を通じて動機が高まったことや低くなったことについて、就活生にコメントを求めたところ、動機が高まった面接267件、動機が低くなった面接206件の意見が寄せられました。就活生のコメントから見えてくる「入社意欲を高められる面接」について考えてみたいと思います。

先月、同コーナーにて動機が高まる説明会について、『社員の雰囲気の良さ』を挙げる学生が多いことがわかりました。
面接も同様に、面接官の『人柄』『雰囲気』から、動機が高まったという声が最も多く寄せられました。説明会、面接で接する『人』が入社意欲を高めるキーになっていることが改めて確認できます。

また、『人柄』から一歩進んで、面接官が『自分自身を理解しようとしてくれる』、『言葉を引き出そうとしてくれる』という相互理解の姿勢にも好感の声が寄せられました。さらに、『どのような仕事ができるのか』について具体的に提示を受けることで、期待されているという気持ちが生まれ、入社意欲を高めていることがわかります。

動機が高まった面接

動機が高まった面接
文系 東洋大学/文系/女性 面接官の人柄がよかった。
関西学院大学/文系/男性 面接担当の方がこちらの言葉を引き出そうとしてくれる。
同志社大学/文系/女性 人事の方がひとりひとりの名前を憶えてくださっていたこと。
理系 お茶の水女子大学/
理系/女性
自分自身を理解しようとしてくれていることがわかったとき。
名古屋大学大学院/
理系/男性
任せていただける仕事について、一つの仕事(たとえば設計)だけでなく、幅広い仕事を任せていただけると知ったとき。また、自分が期待されているということを感じた時。
東京大学大学院/
理系/男性
研究職志望だが、研究所長との面接の中で、研究に対する考え方において、共感できる部分があり、志望動機が高まった。

動機が低くなった面接 冷たい雰囲気や圧迫面接で動機はダウン、
質問タブーは押さえておきたい

続いて、動機の低くなった面接ですが、こちらも『人の雰囲気』に関する言及が多く見られました。
『圧迫面接』や質問タブーとされる『親族に関する質問を受けたこと』や、『面接中の携帯電話の対応』、『集団面接の時間配分』など、面接官に面接の基本を事前ブリーフィングすることで解決できるものも多く挙げられています。

当社の人事アカデミー「面接官研修編」には、質問タブー7カ条や、相互理解を深めるための面接の基本などが簡単に読めますので、ご活用ください。

動機が低くなった面接

動機が低くなった面接
文系 一橋大学大学院/文系/男性 人を見下してた、冷たかった
関西大学/文系/女性 合否が連絡されるはずの日に連絡が来なかったことで志望度が下がった
早稲田大学/文系/女性 面接官の携帯電話が鳴り、普通に出て応対していたこと。たいして謝ってもくれませんでした。
理系 首都大学東京/理系/男性 親族への質問があったこと
慶應義塾大学大学院/理系/男性 あからさまな圧迫面接があった。
三重大学大学院/理系/女性 育児と仕事とどちらを優先しますかという質問をされた時。
昭和薬科大学/理系/女性 集団面接で、不平等に質問が割り当てられ、疎外感を感じさせるような空間を作り上げられた時。

内定フォローは選考プロセスから始まっている

学生にとって面接官は会社の代表です。選考プロセスにおける、面接官の雰囲気や姿勢を感じ取り、その積み重ねで入社意欲が醸成されていきます。選考プロセスを通じて将来の内定者を徐々に口説いていくことを面接官は心に留めておくべきでしょう。また、不合格にいたった場合でも、学生は将来の顧客になりえます。採用は将来の顧客に向けたブランディング活動であることも忘れてはならないポイントです。

4月5月は選考が本格化します。学生のコメントをヒントに面接の改善点を見つけていただければと思います。

調査概要

調査対象 2013年度新卒就職活動を行う大学生または大学院生の方
有効回答数 784名
調査方法 インターネットによる調査

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