1. 説明会で動機が高まったこと、低くなったこと

学生は説明会で何を知りたいと考えているのか?

説明会は、企業と学生が対面する重要なイベントです。学生が説明会で何を知りたいと思っているのか、2012年2月に調査を実施しました。

学生が説明会で知りたい情報を尋ねると『仕事内容』、続いて『職場の雰囲気』となり、それぞれ約7割の回答率となりました。学生は説明会で『仕事内容』『職場の雰囲気』の情報から将来働くイメージを具体化させ、自身にフィットするかどうかを確認していることが伺えます。

また、『今後の事業展開について』が3位に挙がりましたが、ここからは、学生がより長期的な視野で会社を選ぼうとしている背景が読みとれます。

当社の別調査(2012年1月調査)では、学生が最初に入社した企業で望む勤続年数は長くなる傾向にあり、会社を選ぶ際、安定性を望む中にも確かな発展性を考慮していると推測できます。

Q 個別企業説明会では、どのような情報を知りたいですか?特に知りたい内容を三つお選びください。

動機が高まった説明会、低くなった説明会

では学生はどのような説明会に対して動機がアップダウンするのか、具体的な理由を聞いてみました。

動機が高まった説明会
文系 慶應義塾大学/
文系/男性
実際に社員の方とお話しすることや、社員の方同士が話をしている姿を通して雰囲気を知ることが出来たために志望動機が高まったことがございました。
中央大学/
文系/男性
具体的な仕事内容や今後の事業展開などを聞いて
亜細亜大学/
文系/女性
ワーキングマザーがたくさんいたこと。
安田女子大学/
文系/女性
年の近い先輩社員の体験をきくと、単なる会社概要を聞くよりもモチベーションがあがります。また体験談を話している最中の先輩社員たちのやり取りを見て、いい雰囲気だと、こんな職場なら働きたいと感じます。
専修大学/
文系/女性
休憩時間に社員が仲よく話していたり、社長と社員が冗談を言い合っていたのを見て会社全体がまとまっていて目標に向かって全員で迎える環境があるから。
理系 神戸学院大学/
理系/男性
業界を絞り、企業説明会に参加していますが、説明会に参加してそれぞれの企業にある社風の違いというものが大きい。仕事内容は同じにも関わらず、エネルギッシュなところに行きたいと思う。
名古屋大学大学院/
理系/男性
具体的な事業内容や事業展開が自分の志望やキャリアプランと合致することが分かったため。
福井大学/
理系/男性
工場を見せていただいたことで仕事の内容がより理解でき、更にその企業に興味を持つようになった。
昭和薬科大学/
理系/女性
研修制度等の社員サポート体制がしっかりしたうえで、連休がとりやすいと聞いて、動機が高まりました。
動機が低くなった説明会
文系 高崎経済大学/
文系/男性
先輩社員への質問会の時間の社員の立ち居振る舞い、質問への回答などで社員の質が会社によって異なると感じたとき。
千葉大学/
文系/男性
説明会の段取りが悪い企業。
早稲田大学/
文系/男性
参加している学生の質が低いこと
下関市立大学/
文系/女性
説明が棒読みであった
大阪大学/
文系/女性
女性の総合職社員がまったくいない会社は制度も整っていないのではないかと思い動機が低くなった。
理系 東北大学大学院/
理系/男性
気に入らないなら来るなという高慢な空気を感じた事。
名古屋工業大学大学院/
理系/男性
今後の事業戦略に具体性がなかった。
立命館大学大学院/
理系/男性
技術者の目が死んでいる。
愛知県立大学/
理系/女性
メールでの連絡の対応がとても悪く選考に参加することを辞めた企業があります。
筑波大学大学院/
理系/女性
他の企業を悪く言う

動機が高まる共通の要因は"社員"。動機が下がる理由は様々に。

学生のコメントからは、動機が高まったと感じた説明会は一様にして「社員の雰囲気が良い」ことがわかります。説明会で知りたいことの2位に「職場の雰囲気」がランクインしていることからも、学生は説明会の社員の様子を通じて、自分が入社後どのように職場で働くのかイメージを具体化させていることがわかります。

男女差でみると男性の方がより「事業の発展性」に言及したコメントが多く、将来性を説明会の場で確認しようとする姿勢が伺えます。また、結婚出産を通じても働くことができるか、女性が活躍している会社かといったポイントを見極めようとしているのは女性ならではの視点でしょう。

一方、動機が低くなった理由は様々です。「社員の雰囲気が悪い」「説明が棒読み」「他の企業を悪く言う」等があがっています。説明会の運営手法を見直すだけで改善ができるものもありますので、新卒採用 設計ノウハウ「説明会編」をご参照いただければと思います。

2月に続き3月も多くの企業で説明会を実施することと思います。学生の動機を上げられる説明会にするために、学生の生コメントをご参考いただければ幸いです。

生コメントリスト

調査概要

調査対象2013年度新卒就職活動を行う大学生または大学院生の方
有効回答数693名
調査方法インターネットによる調査

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