採用コラム

入社前の現役女子学生の出世欲はどのくらい?

2017年度新卒の新入社員が入ってくるまであと1か月半、さらに2018年新卒の採用活動も本格化してくる時期となりました。各社、受け入れ準備や採用活動で忙しくされている頃でしょうか。

「女性活躍推進法」の施行によって、昨今女子学生の採用を積極的に拡大してきた企業様も多いことと思いますが、4月から新入社員として入社してくる彼女たちの出世欲はどの程度あるのでしょうか?

当社が毎年実施している、入社前の学生に向けたアンケート調査で、出世や昇進について聞きました。

将来、管理職になりたい女子学生は6割超え

将来就きたい役職について聞いてみたところ、女子学生の6割以上が「課長以上になりたい」と回答しており、入社前の今から、出世や昇進に対し意欲的な女子学生が多いことがわかります。

女性活用の取り組みの一つとして、女性管理職を増やすために、将来の幹部や管理職候補の採用を進めている企業の採用担当者の方々も、彼女たちの意欲の高さに安心されたのではないでしょうか。

女子学生の7割近くが出世を望んでいる

また、「出世を望むか?」という質問に対し、「出世したい」と回答した女子学生は67.1%、「出世したくない」は32.9%と、女子学生の7割近くが出世を望んでおり、出世に対する積極的な姿勢がうかがえます。

さらに、「出世したい理由/出世したくない理由」について聞いてみたところ、以下のような結果でした。

出世したい理由(複数選択)

「給与を上げたい」が断トツのトップ。上位3位までの順位は男女ともに同じでしたが、2位の「新しいことにチャレンジしたい」と回答した割合が、女子学生は男子学生に比べて多く、半数を超えています。

出世したい理由:女子学生のコメントを抜粋

  • 子育てや日々の生活で苦労したくない。病気や老後に備えて貯金もしたい。(東京大学大学院/文系/公社・団体・官公庁内定)
  • 将来は子どもを育てたいし、子どもには不自由な思いをさせたくないから。親にも恩返ししたい。(九州工業大学大学院/理系/ソフトウェア・情報処理・ネット関連内定)
  • どうせ仕事をするならば、上を目指していきたいから。女性でも最近は出世を目指す土壌も整ってきており、現実味も増してきていると考える。(東京女子大学/文系/陸運・海運・物流内定)
  • 出世をして裁量権を得ることで新しく挑戦できることがあると思うから。自分の視野が広がると思うから。(立教大学/文系/サービス・教育関連内定)
  • 自分で考えたことを形にしていくためにはある程度のポジションについておく必要がある。(早稲田大学/文系/鉄道・航空内定)

出世したくない理由(複数選択)

男女ともに、「プライベートの時間を確保したい」がトップですが、女子学生は「自分のペースで仕事を進めたい」「管理職やリーダーのような立場に向いていない」も、男子学生に比べると高い割合となりました。

出世したくない理由:女子学生のコメントを抜粋

  • やらざるを得ない状況であれば、責任のある立場になることはしてもよいが、自ら進んでやるほどの上昇志向はない。プライベートと仕事のバランスをうまく取れるような範囲で仕事がしたい。(山口大学/理系/ソフトウェア・情報処理・ネット関連内定)
  • 自分の時間を確保したいというのが一番大きいです。(相模女子大学/文系/陸運・海運・物流内定)
  • 結婚した時のことを考えるとあまり時間がなくなる仕事をしたくないから。(桜美林大学/文系/信金・労金・信組内定)
  • 家事や育児と両立していきたいため。(西南学院大学/文系/病院・医療機関内定)
  • 自分には責任の大きな仕事や人に指示を促したりする役割には向いていないと思うので。(京都ノートルダム女子大学/文系/陸運・海運・物流内定)

「出世したくない」→「出世したい」に化ける可能性は大いにある

現役女子学生のうち、出世したい派が7割近くもおり、その理由として、豊かに暮らしたい、達成感・やりがいを求めて新しいことにチャレンジしていきたい、自分の考えを形にしたいなど、上昇志向が高く、はっきりしたビジョンを持っている様子がうかがえます。その一方で、出世したくない派も3割存在しており、出世して責任あるポジションについてしまったら、仕事と家庭を両立することが難しくなる、プライベートを犠牲にしたくない、役職者が向いていない、自信がないといったものでした。

出世したい派/出世したくない派、どちらも彼女たちのキャリア観を形成するのは入社後のロールモデルが重要です。いきいきと働く女性が近くにいるのか?産後も当たり前のように復帰できる職場なのか?身近な女性が活躍する実績や事実が、彼女たちを後押しし、彼女たちの不安を和らげ、年を重ねてからも働き続けるイメージを描きやすくさせることでしょう。出世したい/出世したくない、を決めるのは入社後のこれからにかかっています。

もし、自社に彼女たちを安心させてあげられる前例がなかったとしても、例えば、社員の意識改革に取り組んでいる、残業時間や長時間労働の抑制に取り組んでいるなど、現在進行形の取り組みでもいいですし、同僚や上司などの周りのサポートが手厚い、在宅ワークができる、働き方を柔軟に選べる、といったような事実があることを彼女たちに体感してもらえばいいのです。

会社の将来だけでなく、労働力人口が減少していくこれからの社会を担う貴重な人材として、彼女たちが定着してくれるように、安心して長く働ける環境を整えていくことで、今度はその中で活躍する彼女たちが良い前列となり、素晴らしい人材を引き寄せることにもなると考えます。

セールス&マーケティング部 N.K.

調査対象2017年4月新卒入社を希望する大学生・大学院生
有効回答数315名(男性172名 女性143名)
調査方法インターネットによる調査(レジェンダのアンケートWebサイトより回答)
調査期間2016年12月15日(木)~12月22日(木)

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