採用コラム

内々定辞退の防止策~辞退者インタビュー学生の本音

新卒採用の改善に「内定辞退者インタビュー」

新卒採用活動のピークシーズンを終えると、採用担当者の方々には息つく間もなく、次年度への準備が待ったなしで始まります。
次年度の採用に生かされるのは、今年度の反省です。実行した施策の良かったところ、悪かったところをしっかり検証することが、次年度の採用活動成功の可否に大きく影響を及ぼします。

そこで今回のコラムでは、新卒採用活動の振返りには欠かせない「内定辞退者インタビュー」についてご紹介します。

内定辞退者インタビューの実施は、
辞退者との本音を聞ける関係が重要

一般的な「Check」は採用活動中に利用していた選考管理データを、さまざまな切り口で定量的に分析することです。当社では「採用総括」や「レビュー」と言い、ほぼ全てのお客様で実施し、お客様と課題の共有をして来期の施策づくりに活用しています。
しかし最近は、「Check」の行い方も、多様化しています。
以前は、一つ一つの採用施策や戦術が有効であるかをアンケート形式で内定者の方へ行っていましたが、最近では、その企業の選考プロセスに進まなかった応募者にもアンケートを取り、自社の採用の広報戦術を検証される企業もあります。
そのような状況の中、近年急増しているのが、内定辞退者インタビューです。
企業によっては、内定辞退者と内定承諾者を比較すると、面接評価の高評価者、筆記試験の高得点者が内定承諾者よりも内定辞退者の方が高く分布しています。
そういった背景から、内定辞退者たちの行動の細かい特徴や「なぜ自社を選ばず、他社を選んだのか?」の本音やその動機を詳細に確認することで、次年度以降はより自社採用の成功確率を高めることができます。
しかし、自社で辞退者の方と本音を聞けるほどの信頼関係が構築できている企業は少なく、応募者と直接に利害関係のない当社のような第三者機関にインタビューを依頼することで、内定辞退者の本音を聞き出してほしい、そんな要望が高まっています。

学生の横連携の強さを実感した内定辞退者インタビュー

昨年あるお客様の辞退者インタビューの中で、興味深い内容がありました。
このお客様では、例年数回のミニ内定者懇親会を行っており、辞退者インタビューをした学生(A君)は内定者懇親会に参加していました。
インタビューすると、辞退した理由はその懇親会にあり、懇親会に集まった他の内定者と話をして、「この会社は自分に合わない」と判断をして、辞退したことがわかりました。
内定者懇親会ですので、企業の目的の一つは入社動機を強めることなのですが、その場が反対の動機を形成しているという、何とも皮肉な結果でした。
仮に、A君が承諾に至らない要因をお客様が事前に把握していたなら、ミニ内定者懇親会のアサインも、参加者の個々人のパーソナリティや志向性を考えたものになっていたでしょうし、A君へのフォローの仕方自体を変えて、最終的には内定承諾者になっていたかもしれません。
また別の学生(B君)はこのお客様のインターンプログラムに参加した経験があり、そこで気の合う数名の仲間ができていました。
インターン後もSNS等のコミュニティで交流している中で、その仲間の大半がそのお客様を入社先として選ばずに、特定の別企業を選ぶことを知りました。B君もその別企業から内定を貰っていたので、その仲間と共に研鑽し合いたいということで、内定辞退に至りました。
辞退という結果は残念なことですが、お客様にとって学生の横連帯の強さを改めて実感する機会になり、自社の採用に学生の横連帯意識を活用し始めるきっかけとなりました。

「学生の本音を聞く」ことが、採用活動の改善に繋がる

このように、「辞退者インタビュー」は企業がなかなか聴取できないような「学生の本音」を聞くことができる、貴重な機会だと思います。採用がうまくいっていないと思ったら、相手(=優良ターゲット)が自身をどう思っているかを知ることが必須です。「相手(=優良ターゲット)の本音を聞く場をもつ」手段として、この「辞退者インタビュー」はお薦めできる手段の一つだと思います。

採用支援事業部 副事業部長 K.F

当社でも辞退者サーベイのサービスを行っておりますので、ご興味ある方はお気軽にお問合わせください。

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