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採用コラム採用広報とは?戦略のポイントや広報活動がうまい企業の成功事例5選

最終更新日:2025年3月21日

採用広報について、「どのようなメリットがあるのか」や「どうやって進めるべきかわからない」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

適切に採用広報を行えば、応募者数の増加や離職率の低下など採用活動の悩みを解決できる可能性が高まるため、採用広報の進め方や戦略のポイントを理解しておく必要があります。

本記事では、採用広報の概要やメリット、具体的な進め方、戦略のポイントなどをわかりやすく解説します。

実際の成功事例も解説しているので、ぜひ最後までご確認ください。

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採用広報とは?

採用広報とは、自社の魅力をアピールすることで円滑に採用活動を進め、人材確保を行う活動のことです。

募集内容を発信するだけでなく、会社の雰囲気や従業員の声、社内制度など、あらゆる面から自社をアピールします。

採用活動の一環として行われますが、人材確保だけを目的としているわけではありません。採用広報活動によって、ミスマッチ防止や採用活動の効率化にもつなげられます。

優秀な人材を確保し自社で働き続けてもらうためには、採用広報が必要不可欠です。

採用広報の結果は離職率にも影響するため、採用におけるさまざまな悩みを解決できる可能性があります。

採用広報が注目されている理由

採用広報が注目されている理由は、以下の2つです。

  • 転職および転職希望者の増加
  • 情報のデジタル化

総務省が調べたデータによると、就業者の転職者は325万人で6年連続増加、転職希望者は1,035万人で10年連続増加しています。

引用:直近の転職者及び転職等希望者の動向について|総務省

転職および転職希望者が増加するということは、入社しても離職する可能性が高いということです。

離職する可能性を下げるためには、採用広報に力を入れ、自社の魅力を感じてもらう必要があります。

魅力を感じてもらえれば、簡単に離職を選ばず長期間在籍してもらえる可能性が高いです。

情報のデジタル化も採用広報が注目される理由の1つです。採用時の募集方法は、紙媒体からWeb求人広告やSNS上での採用へと変化しています。

総務省が行った調査では、10〜50代が使うコミュニケーションメディアとしてSNSが最も多いことがわかっています。

引用:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

ほとんどの年代がSNSを頻繁に利用していることから、Web求人広告だけでなくSNSを活用した採用広報を充実させることが重要です。

採用広報を充実させられれば、人材確保と離職率の低下が期待できます。

採用広報を行うメリット

採用広報を行うメリットは、以下のとおりです。

  • 自社の認知度向上に役立つ
  • ミスマッチを防止しやすくなる
  • 応募者数の増加が期待できる
  • 採用活動が効率的に行える

採用広報は、採用におけるさまざまな悩みを解決できる可能性があります。

認知度の少なさやミスマッチ、非効率になっている採用活動などを採用広報によって防止、解決しましょう。

自社の認知度向上に役立つ

正しく採用広報ができれば、より多くの求職者の目に留まり自社の認知度向上に役立ちます。

採用広報を通じて、会社に興味を持ってもらい、会社の雰囲気や企業理念について知ってもらう機会になります。

通常の採用募集では興味を引けなかった求職者に対してのアプローチにもなるため、認知度向上や応募者増加も期待できます。

ただし、採用広報によって認知度が向上しても、すぐに応募につながるとは限りません。

なぜなら、情報が届いたタイミングでユーザーが就職および転職を考えているとは言い切れないからです。

それでも、求職者が就職や転職を考えた際に応募先の1つとして検討してもらえる可能性は高いため、採用広報によって長期的な効果も期待できます。

ミスマッチを防止しやすくなる

採用広報を行うことで、自社の魅力や特徴を理解した求職者が応募してくる可能性が高まり、ミスマッチの防止にもつながります。

応募者のなかには募集要項だけを見て応募してくる方もいます。また、募集要項には、自社の特徴や魅力を載せていない企業も多く、入社後のミスマッチにつながっています。

ミスマッチを防止することで内定辞退率や離職率の減少にもつながり、さまざまな面でメリットを得られます。

離職率減少を目的として採用広報を行う場合は、よくある会社の退職理由を理解しておくことが大切です。

早期離職に関する退職理由を知りたい方は、以下のグラフを参考にしてください。

引用:新人・若手の早期離職に関する実態調査|株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

自社のなかでも退職理由として多いものを確認し、退職理由に合わせた採用広報が必要です。

ミスマッチ防止について詳しく知りたい方は、「採用のミスマッチを減らす「価値観」のすり合わせ」の記事を参考にしてください。

応募者数の増加が期待できる

応募者数の増加が期待できるのも、採用広報を行うメリットです。

認知度向上だけでなく、自社の魅力を多方面からアピールできるのも応募者数が増加する理由です。

採用広報による発信を続けることで、就職や転職を考えている求職者に情報が届き、応募につながりやすくなります。

また、応募者の質が向上するのも採用広報のメリットです。

採用広報を行うと、会社の魅力や特徴を理解した応募者が増えます。

結果的に、合格後の内定辞退率が低下したり入社意欲が高まったりします。

応募者数の増加に加え応募者の質も高まるため、効率的な採用活動を進められる可能性が高くなります。

採用活動が効率的に行える

採用広報によって、採用活動が効率的に行えるのもメリットです。

発信内容に興味を持って応募してくる方は、自社について深く理解している可能性が高くなります。

そういった応募者は、面接時に自社についての質問は少なくて済み、選考もスムーズに進みやすくなります。

また、自社についての質問を最小限に抑えられれば、応募者本人に関する質問も多くできるため、応募者の性格や特徴が自社に合っていそうかどうかを判断しやすくなり、希望の人材獲得にもつながる可能性が高まります

採用活動の効率化が進み、自社に適した人材獲得にもつながるのが採用広報を行うメリットです。

採用広報活動がうまい企業の成功事例5選

採用広報活動がうまい企業の成功事例は、以下のとおりです。

  • 株式会社マネーフォワード
  • サイボウズ株式会社
  • 株式会社サイバーエージェント
  • アクセンチュア株式会社
  • 三菱マテリアル株式会社

採用広報を行う前には、具体的な施策内容や得られる効果について理解しておくことが大切です。

実際の成功事例を参考にして、自社の課題に対してどのような施策が必要になるのかを確認しましょう。

株式会社マネーフォワード

引用:株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワードは、バックオフィスに関するクラウドサービスの開発・提供を行っている会社です。

採用広報を始めたきっかけは、採用面よりも社内のモチベーションを向上させるためでした。

従業員が増加したことで他部署の状況や社員同士が顔と名前を覚えられなくなっていました。そこで、オウンドメディアよりもユーザー数が多い『Wantedly』で、ブログ記事の投稿を行いました。

KPIでは購読率を指標とし、社内の情報共有をメインとして進めたことで購読率90%以上を達成しています。

サイボウズ株式会社

引用:サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、グループウェア製品の開発・販売を行っている会社です。採用広報は、オウンドメディアである『サイボウズ式』で情報発信を行っています。

働き方や会社に関する話題だけでなく、社員の家族に関する内容やコラム形式の記事などを投稿しているのが特徴です。サイボウズ株式会社としての考え方も求職者の興味を引いている要因の1つです。

結果的に、採用活動における数値目標の達成だけでなく、自社のファン獲得にもつながっています。

株式会社サイバーエージェント

引用:株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントは、インターネットテレビの『ABEMA』を中心としたメディアやインターネット広告、ゲーム事業を手がけている会社です。

採用広報では、XやInstagramなどのSNSを活用し、採用関連の発信を続けています。

例えば、Xでは新卒採用向けの企業アカウントを作成し、選考やインターンシップなどの情報をメインに発信しているのが特徴です。

求職者がいつ見てもいいように、採用の時期だけでなく定期的にイベント情報も発信しています。結果的に、8,000人以上のフォロワー獲得にも成功しています。
※2024年11月25日時点

アクセンチュア株式会社

引用:アクセンチュア株式会社

アクセンチュア株式会社は、コンサルティングやテクノロジー、オペレーションズなど複数のサービスを提供している会社です。

採用広報ではペイドメディアを活用し、ターゲットに対して集中的に発信を行っています。

また『BUSINESS INSIDER JAPAN』の記事では、社員がアクセンチュア株式会社に転職を決めた理由を細かく解説しています。

同じような思いを持った求職者に対して社員の声を伝えることで、自社に興味を持ってもらえる可能性も上がります。

三菱マテリアル株式会社

引用:三菱マテリアル株式会社

三菱マテリアル株式会社は、機械や電気部品、その基礎となる道具などを製造・販売している会社です。

採用広報では、オウンドメディアであるnoteとYouTubeアカウントで情報を発信しています。

オウンドメディアでは、イベント情報と社員の紹介をメインに発信しています。

社員の紹介記事では、三菱マテリアル株式会社に入社した理由だけでなく、転職者に向けたメッセージも掲載されているのが特徴です。

三菱マテリアル株式会社への転職で悩んでいる方に向けて、社員の声を掲載することで求職者の気持ちに寄り添う投稿を行っています。

採用広報の正しい進め方

採用広報の正しい進め方は、以下のとおりです。

  • ①ゴールの明確化
  • ②ペルソナ設定
  • ③具体的な施策やコンテンツの作成
  • ④使用するメディアの選定
  • ⑤KPIの設定・改善

何となくのイメージだけで進めるのではなく、徹底的な準備をしたうえで根拠に基づいて進めることが大切です。

初めて採用広報を行う方は「なぜこの項目が必要なのか?」も確認し、自社に合わせた進め方を考えることをおすすめします。

①ゴールの明確化

まずは、採用広報のゴールを明確化することが大切です。ゴールが決まっていなければ、誰にどのような採用広報を行うのかを決められなかったり適切な改善ができなかったりし、採用広報の成功にはつながらないからです。

ゴールを明確化する際には、課題を明確化する必要があります。課題に対するゴールの明確化は、以下を参考にしてください。

  • 応募者数が少ない:応募者数の数値目標を立てる
  • 入社後の離職率が高い:応募前の興味付け徹底し定着率の数値目標を立てる
  • 採用活動が非効率:発信内容の充実化や反応率の数値目標を立てる

採用広報における全ての活動内容は、ここで設定したゴールを達成するためのものです。

ゴールに向けてどのようなターゲットに何を訴求するのかを決める必要があるため、明確化しておきましょう。

②ペルソナ設定

採用広報におけるゴールを設定できたら、ペルソナを設定しましょう。

ペルソナとは、ターゲットをより細かく設定した人物像のことです。ペルソナ設定では年齢や性別に加え、以下の項目を設定しましょう。

  • 居住地
  • 職業
  • 年収
  • 家族構成
  • 趣味・嗜好
  • 頻繁に利用するSNS

ペルソナを設定することで、採用広報を成功させるために必要な課題や改善点を明確化できます。

採用広報では、コンテンツ作成やメディア選定の選択も重要なため、自社の目的に合ったペルソナ設定が大切です。

③具体的な施策やコンテンツの作成

ペルソナ設定ができたら、具体的な施策やコンテンツ作成を行いましょう。施策やコンテンツ作成を行う際には、ペルソナに対してどのような内容が効果的なのかを考えることが大切です。

なぜなら、どのような人材を求めているのかによって、コンテンツの中身が変わるからです。同じコンテンツでも、効果が出るかどうかはペルソナによって異なります。

例えば、実際に働いている社員の声をメインとしたコンテンツを発信した場合、給料を第一に考えているペルソナでは高い効果を期待できません。

反対に、ペルソナが働き方に重きを置き、アットホームな会社を求めているなら高い確率で興味を引けます。

つまり、ペルソナを軸とした施策やコンテンツ作成ができるかどうかで、採用広報で得られる効果が大きく異なるということです。

④使用するメディアの選定

採用広報で重要なことは、施策やコンテンツの中身だけでなくどこで発信するかも非常に大切です。

採用広報で使用するメディアは、以下の3種類に分けられます。

  • 自社で運営する『オウンドメディア』
  • 広告を利用する『ペイドメディア』
  • 信頼性を重視する『アーンドメディア』

メディアの種類によって特徴やメリットが異なるため、ペルソナや目的に合わせて最適なメディアを選択しましょう。

また、メディア以外の動画やSNSも媒体の1つとして考えておくと、効果的な発信場所を選定しやすいです。

自社で運営する『オウンドメディア』

自社で運営するブログやWebサイトのことを総称して『オウンドメディア』と呼びます。オウンドメディアの特徴は、幅広いコンテンツを自由に発信できることです。

発信する内容だけでなく、目に留まってほしい内容を大きく表示させたり、直接エントリーまで飛んでもらえたりするような作りにもできます。

そのため、自由度の高い媒体で発信したいと考えている方におすすめです。

しかし、オウンドメディアは構築に時間や手間がかかります。すでにオウンドメディアを運営していても、ペルソナに届けるためにはさまざまな工夫が必要です。

また、オウンドメディア自体の運営コストがかかることもあるため注意しましょう。

広告を利用する『ペイドメディア』

広告を利用するWeb広告やテレビCMなどを総称して『ペイドメディア』と呼びます。オンライン広告だけでなく、駅や新聞の広告などもペイドメディアに含まれます。

ペイドメディアの特徴は、ターゲットに対して集中的に発信できるうえ、1度に多くのターゲットへ情報を届けられる点です。

即効性もあるため、自社の認知度拡大を目的としている場合には高い効果を期待できます。

しかし、広告を利用するためには費用が高額になる恐れがあります。Web広告で一般的なリスティング広告の場合、費用相場は以下のとおりです。

引用:Web広告の費用相場は?課金方式や広告運用に必要な予算を解説|LINEヤフー株式会社

1クリックあたり1円〜数百円かかるため、クリックされればされるほど費用がかかってしまいます。

そのため、ペイドメディアを利用する際には目的に対して費用対効果が合っているかどうかを検討することが大切です。

信頼性を重視する『アーンドメディア』

自社とは関係のない第三者のSNSや口コミなどによって発信されるメディアを『アーンドメディア』と呼びます。

アーンドメディアは信頼性を重視しており、企業から発信するわけではないためターゲットの興味を引きやすいメディアです。

アーンドメディアをうまく活用できれば、企業側から発信をしない間も中長期的に自社の宣伝につながります。

しかし、SNSや口コミを企業が意図的に作り出すのは非常に難しいものです。

アーンドメディアをうまく活用するためには、自社ブランディングを行い第三者に発信してもらう必要があります。

メディア以外の発信方法

採用広報における発信媒体は、メディアだけではありません。

ペルソナや目的によって、メディア以外の発信方法も視野に入れておくことが大切です。おすすめの発信方法は、以下のとおりです。

  • SNS
  • 動画
  • 音声メディア

SNSの需要は年々高まっており、幅広い年代が利用しています。拡散力も非常に高いため、短期的に効率よく情報を届けられます。

また、テキストが中心のSNSだけでなく動画や音声も活用することで、1度に複数の情報をまとめて発信しやすくなります。

⑤KPIの設定・改善

採用広報を成功させるためには、KPIを設定し改善を繰り返すことが大切です。

KPIとは『Key Performance Indicato』の略であり、重要業績評価指標を表します。要約すると、ゴールに対する中間目標を数値化したもののことです。

KPIを設定する際には、最低でも以下の数値を集計することをおすすめします。

  • アクセス数やイベント参加者数
  • エンゲージメント率
  • 応募者数や採用数
  • 採用後の離職率

KPIは、成功時にも失敗時にも数値をもとに戦略を立てる材料になります。

感覚で発信を続けるよりも、明確な根拠に基づいた戦略を立てやすくなるため必ず実施しましょう。

アクセス数やイベント参加者数

アクセス数やイベント参加者数は、採用広報によってどれだけの認知を獲得できたのかを知るための数値です。

目的が採用人数の増加や離職率の低下だったとしても、応募してもらわなければ始まりません。

応募してもらうためには認知が必要であり、認知度を可視化したものがアクセス数やイベント参加者数だと考えておきましょう。

アクセス数やイベント参加者数が増えない場合、発信するメディアや内容がペルソナに適していない可能性が高いです。

数値が伸びない原因を考え、適切な対策を考えることが大切です。

エンゲージメント率

エンゲージメント率も、採用広報を成功させるために重要な指標となります。エンゲージメントとは、発信に対するユーザーが反応した割合のことです。

エンゲージメント率は『(エンゲージメント数÷インプレッション数)×100』で算出できます。

例えば、エンゲージメント数が300でインプレッション数が30,000の場合、エンゲージメント率は1%となります。

また、エンゲージメント率を確認する際には反応数だけでなく、発信に対する視聴維持率や平均視聴時間なども確認しましょう。

最も離脱しやすい部分を改善し続けることで、精度の高い発信が可能です。

応募者数や採用数

応募者数や採用数も、KPIを設定する際には必ず必要となります。なぜなら、目的によっては応募者数や採用数がゴールとなることもあるからです。

最終的なゴールが応募者数や採用数の場合、この項目をもとにKPI目標を設定しましょう。

しかし、採用後の定着率も企業にとっては重要となるため、必要に応じて次の項目もKPIに追加することをおすすめします。

採用後の離職率

採用後の離職率もKPIの項目として含めることをおすすめします。離職率が高いかどうかで入社後のミスマッチが起きているのかどうかの確認が可能です。

例えば「採用してもすぐに辞めてしまう」もしくは「会社に適していない人材ばかり採用してしまう」という課題を持っている場合には、必須項目となります。

採用広報における最新情報

採用広報を成功させるためには、時代に合った方法で発信することが大切です。

時代に合った方法を見つけるためにも、以下の最新情報を理解しておきましょう。

  • 求職者の86.8%が企業アカウントを求めている
  • 動画や音声コンテンツの需要が高まっている

近年では、SNSをうまく活用できるかどうかが、採用広報で他社と差別化するためのポイントとなります。

採用広報における最新情報を理解し、自社の発信でどのように役立てるのかを考えてみましょう。

求職者の86.8%が企業アカウントを求めている

SNSが発達した現在では、求職者が応募前に企業のSNSアカウントをチェックしています。

株式会社リソースクリエイションの調査によると、求職者の86.8%が企業アカウントを求めていることがわかっています。

引用:転職活動におけるSNS利用の実態調査|株式会社リソースクリエイション

求職者にとっては募集要項だけでなく、SNSアカウントからわかる会社の雰囲気や働くイメージなども重要な要素となっています。

そのため、企業アカウントでペルソナに対して発信することで、採用広報の効果を高められる可能性があります。

また、総務省の調査でも月1回以上SNSを利用する人の数は年々増加していることがわかります。

引用:情報通信分野の現状と課題|総務省

以上のことからも、SNSは採用広報を成功させるために欠かせない存在です。うまく活用できれば、費用を抑えつつ多くのユーザーにアプローチできることを理解しておきましょう。

動画や音声コンテンツの需要が高まっている

動画や音声コンテンツの需要が高まっていることも、採用広報における最新情報の1つです。

従来のテキスト中心の方法よりも、動画や音声を活用したほうが印象に残りやすいだけでなく、1度に多くの情報を伝えられるメリットもあります。

例えば、テキストだと伝えづらい会社の雰囲気も動画や画像、音声を活用すれば求職者が理解しやすくなります。

また、動画や音声コンテンツを活用すれば、採用活動も効率的に進めやすくなります。

以前は、実際に会社へ訪問してもらう必要がありましたが、動画や音声コンテンツならいつでもどこでも閲覧できるため、採用活動全体の効率化にもつながります。

採用広報の活動戦略で重要なポイント

採用広報の活動戦略で重要なポイントは、以下のとおりです。

  • 自社の企業理念や目的に沿った発信を行う
  • 長期的な目線を持つ
  • 会社全体で広報活動に取り組む
  • 発信に一貫性を持たせる
  • 競合優位性を明確にする

採用広報の成功確率を上げるためには、重要なポイントを理解した上で進めることが大切です。

上記のポイントは採用広報の目的に限らず、誰にでも当てはまるため必ず確認しておきましょう。

自社の企業理念や目的に沿った発信を行う

採用広報では、自社の企業理念や目的に沿った発信を行うことが大切です。

発信内容が企業理念や目的から外れてしまうと、多くの求職者に情報が届いても期待どおりの効果は得られません。

それどころか、発信内容と企業理念や目的が矛盾していると、求職者に不信感を与える原因にもなります。

「自社の企業理念や目的をそこまで意識している求職者はいないのではないか?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、「Wantedly」の調査によると、入社時に自社の存在意義や目的などを表す『パーパス』を重視する人は約70%もいます。

引用:企業のパーパスと採用に関する調査結果|ウォンテッドリー株式会社

つまり、自社の企業理念や目的は採用広報において重要であり、発信内容と矛盾がないように作成することが大切です。

長期的な目線を持つ

採用広報戦略で重要なのは、長期的な目線を持つことです。なぜなら、採用広報の成果がすぐに出ることはほとんどないからです。

例えば、離職率の低下を目的に採用広報を始めた場合、結果が出るまでに数年かかります。

長期的な目線を持つことで、すぐに成果につながらなくても根気強く施策を進められます。

長期的な目線を持つためには、目標も中長期的なものにする必要があります。

アクセス数や応募者数の増加だけではなく、内定辞退率や離職率の低下などを目標にしましょう。

内定辞退率や離職率が低下すれば、アクセス数や応募者数自体が大きく増えなくても課題を解決できることもあります。

会社全体で広報活動に取り組む

会社全体で広報活動に取り組むことも、重要なポイントの1つです。

採用広報で発信する情報は、採用における内容だけではありません。

他部署のさまざまな情報も発信する必要があります。そのため、会社全体で広報活動に取り組むことで、情報に厚みを持たせることができ、魅力的な発信が可能です。

情報だけでなく、会社の雰囲気を発信する際に部署ごとの写真が必要になることもあります。

どのような場面においても、他部署と協力したほうが発信内容が充実し、求職者の興味を引きやすくなるため重要なポイントです。

発信に一貫性を持たせる

採用広報を行う際には、発信内容に一貫性を持たせることも大切です。

発信内容に一貫性がなければ、ユーザーが戸惑ってしまい、何を信じたらよいかわからなくなります。

採用における目的を達成するためには、さまざまな角度から採用広報活動を行わなければいけません。

さまざまな施策を行う内に、発信内容に一貫性がなくなる可能性があるため注意しましょう。

採用広報を進める際には、ペルソナを設定するのがおすすめです。

コンテンツ内容がペルソナに沿った内容になっているかどうかを必ず確認することで、発信内容に一貫性を持たせやすくなります。

競合優位性を明確にする

採用広報のポイントは、競合優位性を明確にすることです。競合優位性とは、他社よりも自社のほうが優れている点や強みなどの特徴を表します。

採用広報の場合、競合優位性が明確になっていないと採用広報の効果が減少する恐れがあります。

また、採用広報の競合となるのは同業界だけではありません。

他業界でも、ペルソナが被っている場合には競合となります。

そのため、自社にしかない強みや特徴を明確にし、求職者の興味を引く内容の発信を心がけることが大切です。

まとめ:採用広報の活動戦略のポイントを抑え自社の課題解決を行いましょう

採用広報を正しく進められれば、採用数・応募数の増加やミスマッチ防止につながります。

重視すべきポイントを抑えながら進めることで、初めて採用広報を行う方でもスムーズな広報活動が可能です。

しかし、採用広報には時間や手間がかかります。状況に合わせてKPIを確認し、正しい改善を行う必要もあります。

自社にそこまでのリソースがない場合には、外部業者に依頼しましょう。

当社では、採用における実績や経験をもとにして、企業ごとに最適な提案をさせていただきます。

採用広報を効率的かつ迅速に行いたいと考えている方は、お問い合わせからご相談ください。

この記事の監修者

中津川
セールス&マーケティング部 統括リーダー

■経歴
レジェンダ・コーポレーションに入社後、外資IT大手・メーカー等の新卒・中途の採用アウトソーシング、コンサルティングを担当。その後、広報、セールスを経て、現在はマーケティングに従事。インナーブランディング・Webマーケティング企画実行を担当している。

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