「つながれぐ」は、「つながる」+「レジェンダ(略称:LEG、れぐ) 」を組み合わせた造語で、レジェンダの現役社員が企画して始まったセミナー。「社内と社外を超えた、学びの場をつくりたい!」という想いをもとに、「すべての関係者に、価値を創造する」ことを目指しています。
弊社社長樋口のエグゼクティブコーチングをしていただいている株式会社EpoCh代表取締役 遠藤亮介氏をお招きし、
組織リーダーへの伴走・パーソナルパートナリングの実例とその意義について
樋口とともに対談形式でお届けした今回。
「つながれぐ」としては初の現地・オンラインのハイブリッド開催となり、
社員はもちろん、アルムナイ、そして経営者や現役人事の方を含め
社外のみなさまにも広くご参加いただき、
今まで以上にビジネスの枠組みを超えた学びの場となりました。
今回の記事では、当日の内容とともに、
遠藤氏・樋口の登壇の背景と「つながれぐ」企画に込められた想いまで
詳しく綴っていきます。
当日ご参加にいたらなかった方も、本記事を通して
組織づくり・コーチングなど学びや気づきにつながりましたら幸いです。
★株式会社EpoCh代表取締役 遠藤亮介氏
日系企業と米系企業で約9年間の営業職を経て、2005年 独系製薬会社にてHRキャリアがスタート。Talent Acquisition(採用)とHRBP(HRビジネスパートナー)を経験後、2010年に米系高級消費財企業でHRBP責任者、2012年から2019年には、英系FMCG(日用消費財)企業と英系コンスーマーテクノロジー企業の2社にて、日本法人HR責任者を歴任。2019年 東証プライム市場上場企業にて、欧米とアジア全域を中心とする12か国全体の責任を持つ Global CHRO(グローバル最高人事責任者)に就任。
2023 年3 月に株式会社EpoCh を設立。ICF(国際コーチング連盟)認定資格コーチ。 東京でのコーチングコミュニティの活性化への貢献と日本国内のみならずアジア諸国へのコーチングも多数提供している功績から、2024年12月にInfluence Digest Media による『2024 Tokyoトップ15コーチ』の一人に選出されるなど、国内外から高く評価されている。
<株式会社EpoChのwebsite>
https://epo-ch.jp/
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現在、コーチとクライアントという関係性となり8か月の遠藤氏と樋口。
隔週に1回1時間、対面でコーチングをする/受ける密な間柄となっていますが
そもそもなぜ2人が出会ったのでしょう。
話はちょうど1年前。弊社社長交代にさかのぼります。
前任の創業者藤波から社長を引き継ぐことになった樋口。
何かコーチとなる人を必要としていた。
そんな中紹介を受け、たまたま食事を共にする機会が。
もちろんお互いに「初めまして」の関係のため、
当初は遠藤氏にコーチを依頼する考えはなかったとのこと。
ところが、
を知るにつれて、「この人だ」と樋口の心はすぐ決まりました。
遠藤氏からの樋口への第一印象としては、「よく話す人」。
パーソナリティが真逆だったからこそ、お互いに惹かれるものがあったのかもしれません。
遠藤氏は続けてこのように語ります。
「ケミストリーミーティング(コーチングを実際に契約する前の双方向の相性・ニーズなどを確かめるセッション)は30~45分で実施することが多いですが、
新さん(=樋口)のケースでは、他の社員の方も合わせての食事の場で2、3時間。
新さんの人となりを多角度的に知れる思わぬ良い機会となりました」
「レジェンダが人事部長に一番頼られる存在になりたい」
そんな思いで社長を引き継いだ樋口は、
想いの強さ故に、
「人事部長と同じ目線で語れるようにならなければならない」
と躍起に。
これまでのキャリアで人事の経験が全くない樋口は、
社長就任後、より一層その思いに囚われていました。
CHROの経験もある遠藤氏は当時、彼の考えを解きほぐすように、
「同じ目線で語れるようにならなければならない、というその新さんの想いはどこからくるものなのですか?」と問いかけたそうです。
「CHROや人事部長が外部の人材ビジネスの方から欲しいのは、決して『自分と同じ目線で語れる』ことではないです。
人事のトップは、孤独。また組織の中で様々な枠に収まりがち。
自社が他社と比較してどうか? 自社の方針は外部から見てどうなのか?
客観的な立場から情報を提供し、背中を押してくれる存在を欲しています」
コーチングにおいては、クライアントが「大切にしていること」を明らかにして、その道をいざなっていくという遠藤氏。
ところが樋口のケースでは、「人事と同じ目線でなければならない」という「囚われ」から解放(=”unlock”)されない限り樋口の視点と可能性を広げることができないと思い、敢えてこの部分は長年の実体験を基に「メンタリング」モードでアドバイスをしたと回顧されます。
「『こうならねばならぬ』というような気負いがなくなった。」こう語る樋口の表情は、どこかすっきりした様子。
クライアント様企業の人事部長訪問時も「人事」の領域を超え、会社や事業などより抽象度の高い次元で理解した上で臨めた、と手ごたえを感じています。
訪問先の人事部長の方々のご反応も、
など、「人事」の先にある事業・会社・経営を見ておられる。
「新さんがどうなりたいか、どういう社長になりたいかを大切にしてください」と常に遠藤氏に原点に引き戻してもらえることは、とても大切な時間・空間となっています。
会社をジェットコースターに例えるとしたら、と樋口は話し始めます。
「社長就任前の感覚は、創業者の社長が先頭の席。自分は二番目か三番目。
社長就任後は自分が先頭に。
一番先頭と二番目では全然違う。後ろにはたくさんの社員がいる。」
そんな決意と覚悟で社長として駆け抜け、少しずつ慣れてきたのが初年度。
2年目には心の備えができ、より良い選択ができる。そんなレベルアップした状態を目指したい、と力強く語ります。
「もっと言えば、そのアップデートは毎年続いていく。『次はどうするんですか』と(遠藤氏から)問われていくんだろう」
「永年契約だとしたら、あと200回? 二人ともおじいちゃんになっちゃいますね」
朗らかに笑い合う2人はコーチとクライアントという枠組みを超え、
まるで昔からの旧友のような、強い信頼感で結びついているようにうかがえます。
「メンバーのレイヤーとしては、なかなか聞けないコーチングのお話をお伺いできた」
※現地参加者との集合写真。他に社外の方々などオンラインにてご参加いただきました。
次回の「つながれぐ」は、大阪でのリアル開催を予定しております。
「人と組織にまつわる問題」に正面から向き合いながら、社内と社外の垣根を超えた学びの場を、引き続き模索してまいります。
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